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    2009.07.09 Thursday

    国史跡 江馬氏館跡公園 

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       今から600年前、室町時代〜戦国時代に北飛騨地方を治めていた武将が江馬一族です。室町時代、幕府から統治を任されていた資料があるようですが、平家一族・北条一族など諸説は謎に包まれています。昭和51年から一帯の発掘調査が行われ、地元の伝承や様々な資料から3年の歳月をかけ今の場所を特定したそうです。当時の館に関する資料は少なく、同年代の建築物・建築様式など、様々な観点から当時の様子を忠実に再現してあります。館の跡・庭園・6ヵ所の山城など関連する遺跡が周辺に多く残り、歴史的価値が認められ昭和55年に国史跡「江馬氏城館跡」の指定を受けました。


      枯山水の庭園や書院造りの下館は「京の御所」をまねて造られたと推測され当時、京の都や中央政権に深い繋がりがあるということを内外に示す事により、権威を維持していたとも考えられているそうです。土塀・山城の構造・主人の居間の武者隠し等からは戦乱の時代を生き抜いてきた当時の姿が垣間見れるような気がしました。

      新穂高温泉からは車で30分程度。幹線道からすぐですので、興味がある方も、そうでない方も一度お立ち寄りいただき、殿様気分に浸ってみるのも悪くないかもしれません。

      【開園時間】 10時〜16時 大人200円 小人(小・中学生)100円

      【問い合わせ先】 
      岐阜県飛騨市神岡町殿573番地1
      0578-82-6001
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